認知症を予防する確実な方法は、残念ながらいまだ存在していません。ただ、認知症のリスクを低下させることはできると言われています。様々な研究が行われている中でも、特に運動やスポーツなどの身体活動がよいと言われています。身体活動によって、認知機能の向上に加え、脳の容量が増大したり、脳の萎縮を抑制するといった効果も報告されているのです。
特に、運動と認知課題を同時に行う「コグニサイズ」を実施することで、認知機能の低下抑制につながることが分かっています。しりとりをしながら運動をしたり、俳句や川柳を考えながらお散歩をしてみたりするのもよいかもしれませんね。
(コグニサイズについて詳しく知りたい方はこちらのURLを確認してみてください。https://www.ncgg.go.jp/kenshu/kenshu/27-4.html)
また、いきなり運動はハードルが高いなぁ、という方には「シナプソロジー」がおすすめです。2つのことを同時に行う・左右で違った動きをする、といった普段慣れない動きをゲーム感覚で行うことができるのが「シナプソロジー」です。注意力や判断力の向上・疲労感や抑うつ感の低下、といった効果が期待されています。例えば、じゃんけんの“グー”“チョキ”“パー”でそれぞれに数字を決めておいて、じゃんけんをします。お互いが出した手の数字を足し算し、答えが分かった人から声に出します。これなら脳を活性化させるための、気軽なゲームとして日常生活に取り入れることができそうですよね。ぜひまわりの人とチャレンジしてみましょう。
(シナプソロジーについて詳しく知りたい方はこちらのURLを確認してみてください。https://synapsology.com/sy/overview/)